

海外植毛の窓口 代表(日本毛髪科学協会認定 毛髪診断士)
『マレーシア植毛がわかる本』著者(『国際毛髪外科学会』医師共著)。マレーシア・クアラルンプール在住。名古屋の大学を卒業後、トヨタ系商社に勤務。その後マレーシアで転職し、濃い青ひげに悩んだ過去を美容医療のヒゲ脱毛で克服。自身の経験を通じ、薄毛に悩む先輩経営者を助けたいという想いから「手の届く価格でコンプレックスを解消し、自分らしく生きる人を増やしたい!」と決意。マレーシアで植毛事業を立ち上げ、多くの人に新たな自信を届ける活動を展開中。
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後頭部の毛はもう戻らない…自毛植毛の「見落としがちな事実」
薄毛治療において、自毛植毛は最も自然な仕上がりが期待できる方法の一つです。しかし、施術を受ける前に知っておくべき重要な事実がいくつかあります。
その中でも特に見落とされがちなのが「後頭部の毛を採取した部分は二度と生えてこない」という点です。
この記事では、自毛植毛の仕組み、後頭部が薄くならないための工夫、成功の鍵を握る医師の技術、さらには最新の植毛技術『Nano-Vision法』について詳しく解説します。
植毛を検討している方はもちろんのこと、AGA(男性型脱毛症)や薄毛に悩んでいる方も、ぜひ最後までご覧ください。
自毛植毛とは?
自毛植毛とは、後頭部や側頭部の健康な毛髪を採取し、薄毛部分に移植する治療法です。これは、自分の髪を使用するため、移植した髪が自然に生え続けるという大きなメリットがあります。
自毛植毛の2つの主要な技術
1. FUE(Follicular Unit Extraction)法
FUE法は、毛包を1本ずつ採取し、薄毛の部分に移植する方法です。
メリットとしては、
メスを使用しないため、傷跡が目立ちにくい
回復が早い
スポット的な植毛が可能
デメリットとしては、一度に大量の植毛を行う場合、施術時間が長くなる点が挙げられます。
2. FUT(Follicular Unit Transplantation)法
FUT法は、後頭部の頭皮を帯状に切り取り、そこから毛包を採取して移植する方法です。
メリットは、
より多くのグラフト(移植毛)を確保できる
医師の作業負担が少なく、精度の高い移植が可能
しかし、デメリットとして、
切開するため回復に時間がかかる
傷跡が残る可能性がある
という点が挙げられます。
どちらの方法を選ぶかは、患者の希望や薄毛の進行状況、医師の判断によって決まります。
後頭部の毛が生えてこない理由
多くの人が「植毛した部分の髪は生えてくるのに、後頭部の採取部分の髪はなぜ生えてこないのか?」と疑問に思います。
これは、毛髪の成長を司る「毛包(もうほう)」を取り除いてしまうためです。
毛包の役割
毛包には、髪の成長を支える「毛母細胞」や「毛乳頭細胞」が含まれており、これらが活動することで新しい髪が生えてきます。しかし、植毛の際には、この毛包ごと移植するため、採取した部分には再び髪が生えることはありません。
採取範囲を適切に管理する必要性
大量に採取しすぎると、後頭部がスカスカになり、植毛の効果が半減する恐れがあります。そのため、採取範囲を適切に調整し、均等に採取する技術が重要です。
後頭部が薄く見えないための工夫
植毛後の後頭部を自然に見せるためには、以下のポイントが重要です。
1. 広範囲で均等に採取する
狭い範囲から大量に採取すると、局所的に毛が薄くなり、不自然に見えることがあります。そのため、できるだけ広範囲から均等に採取することが推奨されます。
2. 髪の長さを調整する
ある程度髪を伸ばしておくことで、採取部分を隠すことができます。特に2,000株以上の大規模植毛を希望する場合は、施術前に髪型を調整することが重要です。
3. 医師の技術力を重視する
経験の浅い医師が施術を行うと、傷跡が目立ったり、毛流れが不自然になったりする可能性があります。適切な採取技術を持つ医師を選ぶことが、自然な仕上がりへの鍵となります。
最新技術『Nano-Vision法』とは?
最近では、FUE法をさらに進化させた「ナノビジョン法」という技術が注目されています。
ナノビジョン法の特徴
定着率が向上(従来のFUE法よりも生着率が高い)
極細針を使用し、傷跡がほとんど残らない
毛流れをより自然に調整できる
この技術を採用することで、より高い成功率と自然な仕上がりが実現できます。
術後の経過と注意点
植毛後の回復期間には個人差がありますが、一般的には以下のような経過をたどります。
術後1週間
傷跡がまだ目立つが、軽度の痛みのみ
洗髪時に強くこすらないよう注意
術後1ヶ月
赤みやかさぶたがなくなり、自然な状態に近づく
一時的に移植毛が抜ける「ショックロス」が発生することがある
術後3ヶ月~6ヶ月
新しい毛が生え始める
まだ全体のボリュームは少ないが、着実に増えていく
術後1年
完全に定着し、見た目も自然に
ヘアスタイルの自由度が増す
まとめ
自毛植毛は、薄毛に悩む方にとって非常に効果的な治療法ですが、「後頭部の毛はもう生えてこない」という事実を理解し、適切な施術計画を立てることが重要です。
特に、採取範囲を適切に管理し、経験豊富な医師のもとで施術を受けることで、より自然な仕上がりを実現できます。
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